兄弟の後ろ姿

長男(中1)、次男(小5)ともに、学校でのトラブルが多いタイプではありませんが、小学生はまだまだ人とのかかわり方を学んでいる途中なので、思いがけない問題が起こることもありました

子供の学校でのトラブルに親はどう対応するべきなのか、体験談も交えて書いていきます。

目次




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学校で起こりやすいトラブル

学校でのトラブル、お友達とのちょっとしたケンカであれば、学校で先生が間に入って解決して下さるケースがほとんどだと思います。

我が子たちも、帰りが遅かった時に「何かあった?」と聞くと「○○と喧嘩になって、先生に呼び出されていた」ということが何度かありました。

ほとんどは、その場でお互いに謝って解決するパターンです

しかし、長い学校生活では、すぐには解決に至らずにトラブルへと発展することも珍しくありませんよね。

学校で多いトラブル

・友達を怪我させてしまう
・ものを破損してしまう
・仲間外れ
・学級内でのルールを守らない
・いじめ
・いやがらせ
・親の過干渉

例えば、いやがらせや仲間外れなどは、お互いの気持のすれ違いで、話し合えばすぐに解決できることも多いかと思います。

しかし、いじめや相手に怪我をさせてしまうなどのトラブルは、簡単に解決できないこともあるでしょう。

また、学校で起こるトラブルの原因が、親の過干渉によるものだという意見も多いということです

子供のことが心配にはなりますが、親が入り込み過ぎてトラブルになってしまうケースも多いとなると、対応法もしっかり考えておかなければいけませんよね。

長男の学校での初めてのトラブル

我が家の長男、初めてのトラブルは小学1年生の3学期に起こりました。

まずは、その時の流れを書いていきます。

長男と席が隣のA子ちゃんとのトラブル

・ある日、担任の先生から電話がかかってくる

先生「長男くんが席を離れている間に、隣の席のA子ちゃんが長男くんのノートを触っていて破れてしまいました。」

「そうだったんですか~」

※私の感覚としては、それくらいよくあることなのかなという感覚でした。

先生「A子ちゃんもわざとではなく、反省して謝罪したんですが、大切なノートを破損してしまったということで、ご連絡させて頂きました。」

「本人同士が納得しているなら、全然大丈夫です。」

簡単にまとめましたが、こんな感じで通話を終えました。

これで解決だと思っていましたが、次の日再び先生から電話がかかってきました。

先生「何度もすみません。実はA子ちゃんのお母さんが直接謝罪したいから連絡先を教えてほしいとおっしゃってまして」

「え~、そんなご丁寧にしていただかなくても大丈夫です。本人もまったく気にしていないのでとお伝えください」

先生「そのようにお伝えしたんですが、どうしてもとおっしゃっていて…」

私はあまり深く考えずに「分かりました」と伝え、その日のうちに、A子ちゃんのお母さんから電話がかかってきました。

A子母「この度は本当にすみませんでした。2人でやったことだとは言え、人の物を壊すようなことをしてはいけないと娘に伝えました。」

最初は「?」と思いましたが、どうやらA子ちゃんは自分だけでなく、長男と2人でやったことだとお母さんに伝えているんだな~と思い、ちょっとモヤモヤ…

長男も先生もA子ちゃんが1人の時にやったと言っていたので、そう伝えようかと思ったんですが、何となくA子ちゃんの気持ちも分かるので、そこはツッコまずに「わざわざありがとうございました。これからも仲良くしてください」という感じで、電話を終わらせようとしたら…

A子母「本当に○○(長男)くんと、席が隣になって、娘もすごく楽しいと言って学校に行ってるんです~」

「そういって頂けると嬉しいです」

A子母「この前も、ランドセルを泥だらけにして帰ってきたから『どうしたの?』って聞いたら、○○(長男)くんと帰りに遊んでたらやられたって楽しそうに言うんです~。」

「え!そうなんですか?ランドセル大丈夫でしたか?」

A子母「大丈夫ですよ。本当に楽しそうで私も喜んでいます。」

「ご迷惑おかけしてすみません、よく言っておきます。」

こうして電話を切った後に気づきました。

今回の電話は、謝罪が目的ではなく、お互い様だよと伝えるためだったのかなと…。

ちなみに長男に確認したところ「A子ちゃんのランドセルが汚れたのは、本人が水溜りで転んだからで、俺は一緒にいただけ」と言いました。

A子ちゃんのお母さんも、私も見ていたわけではないので、本当のことは分かりません。

でも、私は初めてのトラブルで、思いがけない話になったため、動揺して長男に何の確認もせず、謝ってしまいました

学校でのトラブルを経験して学んだこと

初めて、先生や相手の親も交えたトラブルになり「あ~上手く対応できなかったな~」というモヤモヤが残りました。

このトラブルを通じて学んだことをまとめると…

①子供に確認する

ランドセルの件では「そんなことがあったんですか、すみません」と言うだけでなく「子供に確認します」と言った方がよかったのかなと反省。

真実は分からないものの、もしかしたら、長男はやっていないことが、やったことになってしまっているかもしれません。

まだ小さくても、子供に状況を確認することが大切だなと思いました。

➁先生にもしっかり確認

謝罪の電話をもらう前に、先生にしっかり状況を確認しておけばよかったなとも思いました。

何となくしか聞いていなかったので、相手の親から言われたことが「あれ?違うかな?」と思っても、こちらも分かっていない部分も多くて、何となく「はい…」と認めてしまうことも多かったです。

私的にはモヤモヤした終わり方だったんですが、ママ友にこの件を相談したところ…

「それはモヤモヤするけど、相手の親は一言物申したくてわざわざ連絡してきたんだから、言い返して気まずくなったら、悪口言われたり、また違うトラブルに発展するかもよ~。
相手がスッキリして終わったんだから、結果的には良かったのかも」と言われました。

なるほど~。そういう考え方もあるのかと。

子供のトラブルに対しての親の関わり方で、一番難しいのは、親の対応によっては子供の世界にも影響があるかもしれないということですよね

先生の対応に納得できなかったトラブル

子供同士のトラブルが起きた時に、頼りになる先生であれば、親も気が楽ですよね。

しかしながら、必ずしも納得できる対応をして下さる先生ばかりではないのも現実です。

長男が高学年の時の担任だった先生との相性が、すこぶる悪かったです。

評判もあまり良くない先生でしたが、とにかく子供同士のトラブルに対応するのが苦手だという印象でした。

例えば生徒が「○○君が嫌なことをする」と先生に相談しても「言っても分からないんだったら関わらないようにして下さい」というような対応だったそうです。

長男もクラスメイトと喧嘩になった時に、仲直りがしたくて先生に言ったら、喧嘩した友達と2人で呼び出され「喧嘩になるなら関わらないでください」と言われ、気まずくなってその後しばらく、そのお友達と口を利かない日々が続いてしまったこともありました。

このように、先生に思うように対応してもらえない時は、親も不安が募りますよね。

小学校の先生をしている友人に、この話を相談したところ、先生の対応に不満がある時の対応ポイントを教えてもらいました。

先生の対応について伝える時のポイント

・感情的にならない
・伝えたいことを順序だてておく
・最初は担任に伝える

感情的に不満をぶつけるよりも「何があったのか」「どのような対応が不満だったのか」「今後はこうして欲しい」と順序をつけて伝えられた方が、分かりやすいし改善しやすいと言っていました。

さらに、担任の対応に不満があれば、校長先生や教育委員会に伝えようとする保護者も多いようですが、担任にこちらの想いを伝えて、それでも改善してもらえなければ、校長や教育委員会に相談する方が効果的だと思うとも言っていました。



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こちらが悪かった時の対応

これは次男が3年生の時の話ですが、担任の先生からお電話を頂きました。

先生「となりの席の子が○○(次男)くんから嫌なことをされると言って、泣きながら帰ってきたとお母さんから電話がありまして…」

 

「そうなんですか!すみません、どんなことをしたんでしょうか…」

もう冷や汗出ますよね…

どうやら椅子を揺らしたり、教科書を取ったり、相手が嫌がることをしていたそうで…

一度先生からの電話を切って、次男に確認しました。

そんなことをした理由を聞いてみると、相手のことが嫌いだとか、先に相手が嫌なことをしたということもないと言います。

次男の言い分としては、最初はお互いに椅子を押したり、物を取ったりして遊んでたのが、次男だけ一方的にエスカレートしてしまい、相手が嫌がっているのに気付けていない様子でした

次男には、自分が遊びでやっていても、相手がどんな気持ちなのか、表情や言葉でしっかり感じ取ることも大事と話しました。

あとは、相手のお子さんがお母さんや先生に言ってくれたから、相手が嫌だって気づいてやめることができたるんだから、感謝しようと伝えました

再び先生に電話をして、伝えました。

「次男の言い分としては、悪ふざけがエスカレートしてしまったとのことで、○○(相手のお子さん)くんが何かしたとか、嫌いということではないと言っています。」

 

先生「そうかなとは思っていました。それなら明日2人にお話しさせてもらいますね。」

 

「○○君に辛い思いをさせてしまって申し訳ないです。直接お電話して謝らせてもらいたいんですが…」

 

先生「相手のおかあさんにも私からお話したら分かっていただけると思うので、大丈夫ですよ。」

 

「では、よろしくお願い致します。ご迷惑をおかけして申し訳ないです。」

うちの長男が、友達から嫌なことをされた時に「先生に言ったとばれたら、もっと嫌がらせされるかもしれないから、先生には言わないで」と言うことがよくありました。

なんか、やられた方が泣き寝入りみたいになってしまうのは悔しいなと思いながらも、親としても嫌がらせがエスカレートしたら嫌だなと思って、強く言えない時もありますよね。

そういう思いから、今回の次男の件でも「ちゃんとお母さんに『嫌だ』と伝えてくれたから、気づくことができました。○○(相手のお子さん)くんにも、教えてくれてありがとうとお伝えください」と先生に伝言をお願いしました。

その後、先生から相手のお母さんにお話しいただき、学校で次男も相手のお子さんに謝罪し、今は仲良くしているそうです。

ちなみに、次男が相手に「ごめんなさい」と言った後に「仲良くなるチャンスをくれてありがとう」と言ったそうです。

「ええこと言うやん~」と先生から褒めてもらい、道徳の授業でも名前は出さずに「良い言葉」として取り上げていただいたそうです。

相手に悲しい思いをさせてしまい、次男も私も心苦しいトラブルでしたが、結果的に仲直りできて、次男もコミュニケーションについて学べる機会を頂きました。

学校でのトラブルは、最初からなかなかうまく対応できませんが、落ち着いて、視野を広げて対応することが大切ですね。




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