甘いものがやめられないのは年齢のせい?40代以降に「我慢するダイエット」がキツくなる理由

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スイーツ

40代になって、自分の体型に嫌気がさし、何回も失敗しながらダイエットを繰り返してきました。

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この経験から40代のダイエットに必要なことや、リバウンドしないコツ、更年期とダイエットの関係など役立つ情報を発信しています!



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甘いものを我慢できなくなる理由は?

「甘いものが我慢できない」という悩みは、多くの人が経験したことがあるのではないでしょうか。
甘いものは美味しいですし、最近はコンビニやスーパーでも手軽にお菓子やスイーツが手に入るので、ついつい食べてしまうのは当然なのかもしれません。

しかし、40代を過ぎると…

「ダイエットをしたいのに、甘いものがたった1日も我慢できない…」
「食後に甘いものを食べたくなる欲求に勝てない」
「甘いものを食べないと落ち着かない」

など、甘いものを我慢できないと感じることが増えてくるようです。
実は、この現象には年齢を重ねることによる生理的、心理的変化が大きく関与しています。
特に40代以降になると、これまで以上に甘いものへの渇望が強くなる傾向がありますが、その背景には複数の要因が絡み合っています。

その原因から確認していきましょう。

年齢を重ねることによる基礎代謝の低下

年齢を重ねるとともに代謝率が低下します。
これは、体内でエネルギーを消費する速度が遅くなることを意味し、結果として少量の食事でも太りやすくなります。

そのため、ダイエットや健康維持のために甘いものを控える必要が出てきますが、代謝の低下は同時にエネルギー不足を感じやすくさせるため、甘いものへの欲求が高まるという矛盾を引き起こします。

心理的要因

40代以降に甘いものが我慢できなくなる理由として、心理的要因も無視できません。
40代以降は職場や家庭での責任が増し、ストレスが蓄積しやすい時期です。

ストレスを感じると、体は即効性のエネルギー源として糖分を求め、これが甘いものを欲する欲求につながります。
また、幸福感や満足感をもたらすセロトニンの分泌を促進する効果もあり、精神的な安らぎを求めて無意識に甘いものに手が伸びてしまいます。

ホルモンバランスの変化

女性の場合、更年期に入るとホルモンバランスの変化が見られ、これが食欲や体重の増加に影響を及ぼすことがあります。
特に、エストロゲンの減少は食欲を増進させる効果があるため、更年期を迎えると以前よりも甘いものを我慢できなくなることがあります。

更年期に伴う気分の波や不安感も、甘いものを求める心理的な動機となることが多いです。

このように、年齢を重ねることによる生理的、心理的な変化は、40代以降の人々が甘いものを我慢できなくなる大きな要因です。

甘いものが我慢できなくなる糖質依存とは?

甘いものが我慢できなくなると「もしかして糖質依存なのでは?」と心配になることもあるのではないでしょうか。

糖質依存とは、甘いものや炭水化物を過剰に摂取することにより、体や脳がその糖分を必要とする状態になり、それを制御できなくなることを指します。

糖質には、一時的に気分を高揚させたり、エネルギーを即座に供給したりする効果があるため、ストレスや疲労感を感じたときに無意識のうちに求めてしまうことがあります。

このようにして糖質を常用することで、体は糖分をエネルギー源として頼るようになり、徐々にその量を増やしていく必要性を感じるようになります。これが糖質依存の始まりです。

糖質依存になる原因

糖質依存の原因は多岐にわたりますが、主に以下のような要因が挙げられます。

・ストレスや不安、抑うつといった心理的な問題
・不規則な食生活や偏った食事
・運動不足
・睡眠不足

糖質依存で起こる体の変化

糖質依存になると、体にも様々な変化が現れます。

・甘いものを食べないとイライラする
・常に甘いものが食べたくなる
・食べた後に罪悪感を感じる
・糖質を控えようと思ってもできない

これらの症状は、糖質を摂取することで一時的には改善されますが、根本的な問題を解決するものではなく、循環的な依存状態を生み出します。

甘いものを摂りすぎると体は老化する

糖質が我慢できなくなると、太ってしまうことだけでなく、体が老化していく原因にもなります。

「糖質の摂りすぎ」がもたらす身体の老化現象は、見過ごすことのできない問題です。
過剰な糖質摂取は、単に体重増加の原因になるだけではなく、体内のさまざまな機能に影響を及ぼし、加齢に関連する諸症状を加速させることがあります。

糖質の過剰摂取で起こる体の老化現象を紹介します。

糖化による老化現象

一つ目の老化現象は、糖化によるものです。
糖化とは、血糖値が高い状態が続くことで、糖分が体内のタンパク質と結合し、最終糖化産物(AGEs: Advanced Glycation End-products)を生成する過程のことです。

AGEsは細胞の正常な機能を妨げ、コラーゲンやエラスチンの劣化を促進するため、皮膚の弾力性が低下し、しわやたるみが目立つようになります。
さらに、AGEsは血管の柔軟性を損なうため、高血圧や動脈硬化などの心血管系疾患のリスクを高めることも知られています。

酸化ストレスの増加

二つ目の老化現象は、酸化ストレスの増加です。
糖質を過剰に摂取すると、体内での過剰なエネルギー代謝が進み、活性酸素種の生成が促進されます。

これら活性酸素種は、細胞やDNAを損傷することで老化を加速させるとともに、慢性的な炎症の原因となり得ます。
炎症は老化の重要な促進因子であり、関節痛やアルツハイマー病など、加齢に伴うさまざまな健康問題に関連しています。

インスリン抵抗性の増加

三つ目に、インスリン抵抗性の増加があります。
糖質の過剰摂取は血糖値の急激な上昇を引き起こし、体がこれを正常化するために大量のインスリンを分泌します。
しかし、この状態が続くと、細胞がインスリンに反応しづらくなり(インスリン抵抗性)、2型糖尿病などの代謝症候群のリスクが高まります。

2型糖尿病は、視力低下や神経損傷など、身体の老化をさらに加速するさまざまな合併症を引き起こす可能性があります。



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40代以降は糖分の摂りすぎが中年太りに繋がる

糖分は高カロリーでありながら栄養価が低く、過剰に摂取することで体内で脂肪として蓄積されやすくなります。
また、糖分の摂取は血糖値の急激な上昇を引き起こし、それに伴いインスリンの分泌も増加します。インスリンは血糖値を下げる役割を持つ一方で、脂肪の合成を促進し、脂肪の分解を抑制する作用もあります。
このため、糖分を過剰に摂ることは、脂肪の蓄積を助長し、中年太りへと繋がるのです。

40代以降の中年太りは、単に見た目の問題だけでなく、健康上のリスクも伴います。
中年期における体重の増加は、2型糖尿病、高血圧、心血管疾患などの生活習慣病のリスクを高めることが知られています。
これらの病気は、長期にわたり健康と生活の質を著しく低下させる可能性があります。

甘いものを我慢するコツ

40代になり、更年期を迎える時期に甘いものを過剰に摂取することは、体重の増加や健康問題を引き起こすリスクを高めるため、適切なコントロールが求められます。
最後に、更年期において甘いものを我慢するためのコツを紹介します。

代替品を探す

甘いものを完全に避けるのではなく、健康的な代替品を見つけましょう。
例えば、砂糖を使ったお菓子の代わりに、天然の甘みを持つ果物やドライフルーツを選ぶこともおすすめです。
また、糖質の低いスナックやデザートも市販されていますので、これらを賢く利用することも一つの手段です。

食事のバランスを整える

血糖値の急激な上昇と下降は、甘いものへの渇望を引き起こします。
複合炭水化物、良質のタンパク質、健康的な脂肪を含むバランスの取れた食事を心がけることで、血糖値の安定に役立ちます。
食事には野菜や全粒穀物を多く取り入れ、小魚やナッツなどの良質なタンパク源を組み合わせましょう。

ストレス管理

40代以降には、ホルモン変動によるストレスや不安が甘いものへの渇望を強めることがあります。
ストレス管理のために、定期的な運動、趣味や瞑想など、リラックスできる活動を見つけて取り組むことが重要です。
これにより、食べ物に頼ることなく、感情をコントロールする助けとなります。

水分を十分に取る

甘いものへの渇望は、実は水分不足から来るものかもしれません。
日中に十分な水分を取ることで、不必要な間食を避けることができます。
ハーブティーやレモン水は、食欲を抑えるのに役立つことがあります。

適切な間食

空腹時に甘いものを避けるためには、適切な間食が助けとなります。
高タンパク質や食物繊維が豊富な食べ物は、満足感を与え、次の食事までの間、血糖値を安定させる効果があります。

これらのコツを、更年期における甘いものへの渇望を管理するために試してみましょう。
自分に合った方法を見つけ、適切に実践することで、ダイエットを邪魔する「甘いものとの戦い」をサポートし、更年期を健やかに過ごすための一助となります。

バランスの良い食生活には、糖質だけでなく、脂質やタンパク質の摂取も考慮に入れ、全体のカロリー摂取量を管理することが含まれます。
また、日常的な運動は筋肉量の維持や増加に貢献し、基礎代謝量の低下を抑えることにもつながります。

私もそうですが「甘いものが食べたい」という気持ちに毎日勝ち続けるのは簡単なことではありません!
諦めずに自分に合う方法を探りながら、一緒に頑張りましょう!




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