「作文は苦手」という長男(中1)次男(小5)の2人が、小学2年生の時に賞をもらった時の話を書きます。
主に、本に興味を持つためにやったこと「いいな」って思う文章の書き方を教えた方法です。
目次
長男の読書習慣
長男は、私にとって初めての子育てなので「ちゃんとやらなきゃ」という気持ちも強く、市の3ヶ月検診で頂いた本からスタートし、毎日読み聞かせをしていました。
この習慣は小学校低学年まで続きました。
基本的に、本は図書館で本人が選んだものと、私が選んだものを週に10冊ほど借りていました。
長男は本を読んでもらうのが好きで、ページをめくるたびに絵を見て「これ何してはんの?」「この人どうしたん?」と質問をしてくるタイプだったので、先に進めず「それを今から読むから!」と言ってしまうこともありました…
今思えばもっと穏やかな気持ちで、長男の疑問に付き合っておけばよかったと後悔しています。
長男は、自分が理解できて楽しく読めそうな本よりも、少し難しい本を選ぶ背伸びしたがりタイプです(今でも)。
あとは、虫や動物が好きだったので図鑑にも興味を持っていました。
あと、ドラマやアニメなどの物語は今も好きです。
今でも読書は好きな方で、小学2年生の時にコンクールで入賞しています。
次男の読書習慣
次男が生まれたころには、長男の読み聞かせ習慣が定着していたので、本人の意思とは関係なく読み聞かされていた感じです(笑)
でも、嫌がることはなく自分からも「本読んで~」と言ってきますが、じっとしているのが苦手なので、2、3ページ読めばどこかに行ってしまい、長男だけが聞いているってことも多かったです。
次男は今でも自分で本を読む習慣はなく、国語も苦手です。
でも、今でも寝る前に本を読むと「やったー」と言っていますが、すぐに寝ます。
長男ほど本に興味を持ってくれない次男ですが、いろいろ工夫をしたことで、絵本を最後まで楽しめるようになりました。
そのあたりは、後程書いていきます。
次男も2年生の時に、読書コンクールで佳作を頂きました。
次男の作文は、とても上手いとは言えないけど、子供らしく素直な文章を評価して頂けたのか…本音を言うと選ばれるとは思っていませんでした。
でも、苦手な柄も頑張って取り組んでいたので、貴重な成功体験になりました。
読書感想文の本の選び方
読書感想文って子供にしては、結構長い文章を書きますよね。
だからこそ子供が「面白かった」と思えるような本じゃないと書きたいことが足りなくなると思います。
読書感想文の本選びのポイント
・年齢に合ったもの
・興味のある物語
・登場人物が分かりやすい
・感情移入しやすい
こんな感じです。
長男は難しい本を選んでしまうので、締め切りまでに読み切れなかったり、途中で興味が薄れたりすることがあります。
読書感想文のために読む本は、年齢に合った内容や文章の長さの物を選びました。
次男は、性格的にも、興味関心も、年齢より少し幼い所が多いです。
読書感想文のために選んだ本も、未就学児でも楽しめるような内容の絵本にしました。
あとは、やっぱり興味がある分野ってことも大切です。
長男の場合は大好きな動物がメインとなった物語、次男はカワイイものが好きなので、キャラクター系の物語、さらにはサッカー好きなので、サッカー関連の本も興味を持ちます。
興味がある物語は、感情移入しやすいので、感想もたくさん出てきます。
大人でも、自分と似た主人公の本やドラマには感情移入しやすいのと一緒ですよね。
読書感想文の書き方
読書感想文を書く時の基本の流れを4つに分けて書きます。
①前書き
最初は、本を選んだ理由や、物語の「匂わせ」的な感じでつかみに行きます。
例えば…
・お母さんが子供の時に大好きだった本なので読んでみたいと思いました。
・このお話に出てくる○○には、大きな秘密がありました。
・僕はこの本を見て○○な物語だと思っていました。しかし…
本を選んだ理由や、感想文を読んでいる人が「え!どうなるの?」と興味を持つようなはじまりがいいですね。
②本のあらすじ
次に、本の内容をまとめてざっくり紹介します。
例えば…
・主人公の○○は、△△に出会ったことで運命が変わりました。
・最初は悲しいお話だったけれど、○○をきっかけにドキドキするような冒険が始まりました。
子供はどうしても、説明が長くなってしまうので、先に説明を書いて、必要のない部分を削っていくようにアドバイスはしていました。
私が思う必要な部分と、子供が書く部分は違う所も多いですが、静かに見守ります。
③本を読んだ感想
ここがメインになるんですが、子供が書くとどうしても物語の説明の方が長くなってしまいます。
それも含めて、感想をしっかり書いて、説明は短くするようにアドバイスをしました。
例えば…
・主人公の○○の△△な行動に感動して、私だったらこんな風にできるかなと考えました。
・○○の「△△」という言葉が大好きです。その理由は…
・もし、○○が違う方法を使ったら、このお話は△△になっていたと思います。
共感できる部分や、印象に残った部分も先に書き出しておくとまとめやすいです。
なかなか感想が出てこない時には「どの部分が好きだった?」「好きなセリフはあった?」と質問して感想が出やすいように誘導していました。
④まとめ
最後には、本を読んで自分が感じたこと、これからの自分に影響を与えたことなどを書いて終わります。
例えば…
・この本を読んで、僕も困っている人を助けたいと思いました。
・この本を読んで、さらに○○に興味がわいてきたので、自分でも研究してみたいです。
・私は主人公の○○と性格が違うけれど、自分の意見をハッキリ言えるところを見習いたいです。
長男は宇宙の不思議に関する本を読んで感想文を書いた時に「僕はこの本がとても面白かったです。だけど弟は面白くなかったと言いました。同じ本なのに考えることが違って、これも宇宙の不思議の1つだと思いました」と書いていて、なんかいいな~と思いました。
こんな感じで、本のテーマに関わる自分の体験なんかも、締めにおすすめです。
本に興味を持たせる方法
長男は比較的、どんな本でも興味を持ってくれましたが、次男はすぐに飽きてしまいます。
興味を持たせるためにやっていたことを書きます。
絵だけ見る
兄に本を読んでいる時にも、興味を持たずに走り回っていることも多かった次男。
例えば表紙の絵を見せて「この猫さん何で泣いてると思う?」「この女の子はこれからどうなるのかな?」と絵を見せて、興味を持たせていました。
他にも、印象的な絵のページを見せて「これ見て!なんでこんな風になったのかな?お話読んでみよっか?」と、予告的な感じで先に中身の絵を見せることもありました。
それでもだめなら、文章を読まずに絵を見て「面白い顔やな~」「このわんちゃん何持ってる?」みたいに、会話するだけで終わることもありましたが、絵を見ると何となくストーリーが気になるようで、聞いてくれるようになりました。
母が1人で読んで爆笑する
母の演技力が問われる作戦ですが、1人で声を出さずに文章を読んで「わははは~、あ~おもしろい!あはは~」と爆笑すると「何?どしたん?」と必ずやってきます(笑)
悲しいお話の時には使えませんが、興味を引くきっかけにおすすめです。
おすすめの本
最後に、我が子たちが好きだった本を紹介します。
飼育係長
よしながこうたくさんの絵本は、私も子供も大好きです。
動物を飼う難しさと責任を教えてくれる作品です。
子供の好奇心をくすぐる「この後どうなるの?」という展開なので、何度も何度も読みました。
「給食番長」や「ようかいガマとの」「ぼくの兄ちゃん」など
よしながこうたくさんの作品は、面白い作品がたくさんあります。
くまのがっこう
かわいいもの好きの次男が気に入っていたのは「くまのがっこう」シリーズでした。
12匹のクマの兄弟で、末っ子で女の子のジャッキー以外は、みんな男の子です。
一番のおちびさんなのに、みんなのお母さん代わりのつもりで世話を焼くジャッキーの姿がとても可愛いです♪
おれはねこだぜ
「100万回生きたねこ」の作者佐野洋子さんの作品です。
少しブラックジョーク?寄りなので、小学生におすすめです。
大好きなサバに追いかけられる猫のお話で、子供たちは「続きが気になる~」と言わんばかりに、興味津々でした。
ともだちはサティー
お父さんに連れられ、夏休みにネパールで過ごすことになった少年ツトムと、現地で出会った少年パ二の物語です。
次男には少し難しかったのか、最初はつまらなそうにしていましたが、自分も外国に住んでいるお友達がいるので、徐々に興味を持つようになりました。
外国での暮らしなんかも知れて勉強になりました。
イングランドのプレミアリーグを舞台にした、少年たちの物語です。
プロを目指す少年たちの、サッカーに対する気持ち、家庭環境などを交えて展開していきます。
次男は海外でサッカーをすることを夢見ているので、興味深く全冠制覇しました。
私もすごく好きな本です。
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