中学1年生の長男、定期テストを前に弱音を吐くことが増えたなと思っていたら、思っていたより追い詰められていた様子であることに気づきました。
子供のプレッシャーについて思ったことを書いていきたいと思います。
長男の性格
中一の長男は小さなころからのんびりした性格でした。
何をするにもマイペースで、ゆっくりと行動しますが、せかせかと急がされるのが苦手で、学校に行く前でも「はよ食べや~」「はよ着替えや~」と何度も声をかけていました。
中学生になってようやく、時間を見て自分で準備ができるようになったくらいです。
あとは、良くも悪くも「適当」な性格です。
物をなくしても「まあいっか」「多分学校にあるやろ」と、細かいことを気にしない性格で、困ることもありますが、嫌なことがあっても「何とかなるか」とポジティブに考えるので、そこは長所とも取れると思ってみていました。
そして、もう一つは、これも良くも悪くも自信家です。
何かに挑戦する時も「いけるやろ!」という感じで自信を持って挑みます。
運動神経は良くないんですが、自信家で怖がらない性格なので、アスレチックなども意外と上手くできたりします。
反対に次男は運動神経がいいのに、自信がなく怖がりなので、アスレチックとかは苦手です。
長男の性格は、親としては「しっかりしてくれよ~」「もっとちゃんと責任を持って行動してよ」と思うことも多い反面、周りのペースに流されず、マイペースを貫けるのは、羨ましい部分もありました。
私は周りと合わせなければいけないと思ってしまうタイプなので、長男のマイペースが理解できない部分もあって、注意することも多かったです。
プレッシャーの耐性
小5の次男は、気が小さくネガティブなので、プレッシャーを感じることがあると、すぐ落ち込んでしまいます。
長男は「何とかなる」精神を持っていることと、正直あまりプレッシャーがかかる生活をしていないから大丈夫だろうと思っていました。
次男はがっつりサッカーをやっているので、レギュラー争いやプレッシャーのかかる試合を毎週やっているので、心が壊れてしまわないか気にかけています。
一方で長男は、部活も運動部だけど、そんなに厳しいこともなく、友達も穏やかな性格の子が多いため、最近は人間関係でのストレスを抱えている様子もありませんでした。
ただ、中学に入って、学校と部活と塾を繰り返す生活が、マイペースでダラダラ過ごすのが好きな長男にはしんどい様子ではありました。
そしてもう一つ、定期テスト前の勉強も負担になっているようでした。
長男は小学生の時には、勉強しなくてもそこそこテストで高得点が取れるタイプでした。
その感覚で迎えた中1での初めての定期テスト、想像以上に難しく、思ったほどの点数がとれませんでした。
それをふまえて頑張ったつもりの期末テスト…これも思うような結果が出ませんでした。
しかし、一緒の高校に行こうと約束をしている親友は、テストの結果が良かったそうで、これがどうやらプレッシャーになってしまったようです。
「親友と同じ高校にいけないかもしれない」
「頑張ったつもりなのに結果が出ない」
「次頑張らなければ親友に置いていかれてしまう」
「頑張っても前みたいに結果が出ないかもしれない」
おそらくそういう思いがどんどん膨らんだようで、テスト一週間前になり「テスト嫌や」「早く終わって欲しい」と毎日弱音を吐くようになりました。
一学期は初めてのテストと言うこともあり、私も「頑張れ頑張れ」言ってしまっていましたが、今回は自分から勉強をする機会が増えたので、口を出さないようにしていました。
そして今朝「夜中にうなされて怖いから寝るのが嫌だ」と言ったのを聞いて、かなりプレッシャーを抱えているのかなと感じました。
長男への接し方を変えました
そんなにプレッシャーがかかる生活を送っている訳じゃないから大丈夫ってことではないんですよね。
プレッシャーの耐性は人それぞれで、アスリートの様に国を背負って戦うようなプレッシャーに打ち勝つ人もいれば、私の様に友達に手料理をふるまうだけでも、上手くできなかったらどうしようというプレッシャーに押しつぶされる人もいます(笑)
「これくらいは大丈夫」は周りが決めることではないですよね。
もっと早くに話を聞いてあげればよかったなと思います。
「絶対にこうならなければいけない」と思うとしんどいから、思い描いたようにならなくても、それが自分にプラスになることもいっぱいあるから、もう少しリラックスしても大丈夫、十分やれてるよと話したら、思いっきり泣いたあとに、少し表情が明るくなりました。
母は胸が締め付けられる思いです( ノД`)シクシク…
これまでは、マイペースで勉強もなかなか手につかない様子を見ると「はよやりや」「やるって言ってから何分経ってるん?」と、マイペースな人が言われたら嫌な言葉ばかりをかけていました。
反省しています~。
今日は、学校から帰ってきてから、すぐに「勉強しなあかんな~」と言うので「少しゆっくりしたら?」と言うと録画していたドラえもんを見ていました(中1です)。
その後も、何となくやる気がなさそうに勉強の準備をしていたので「何か手伝おうか?」と言うと、嬉しそうに「丸付けしてくれる?」と言ったので、1時間くらい一緒に座って勉強しました。
長男はあっけらかんとしているから、少しくらいきつく言っても大丈夫と勝手に思っていました。
普段プレッシャーの少ない生活をしているから、たまに渇を入れるくらい大丈夫と思っていました。
でも、それは私が勝手に決めていたことでした。
親友と一緒の高校に行きたいという長男の目標を叶えてやりたいと思って、そのためにはもっと勉強しなければいけないと伝えてあげるのが大事と思い過ぎていました。
長男は、寄り添ってもらうと安心するタイプなのかもしれません。
「いつでも助けるよ」というスタイルで、見守っていきたいと思います。
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