3ヶ月前に、古くからの友人がかわいい男の子を出産しました♪
コロナが増えていたのでなかなか会いに行けませんでしたが、やっとお顔を見にいけました!
そこで「産後うつかもしれない」と言う友人…
私も長男を出産後に、同じ思いをしたので、お互いにその話で盛り上がり?ました。
「分かってくれる人がいて少し楽になった」と言ってくれたので、ここにも少し産後うつの体験談を書いておこうと思います。
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産後うつはいつまで続くのか
もう中学1年生になった長男は、お腹の中にいる時はとても順調で、私の心も安定していました。
ちなみに出産は39時間という、まさかの長時間でした(^^;)
出産後すぐ、まだ病院に入院している時から、本当によく泣く赤ちゃんでした。
出産の疲れや睡眠不足から、ゆっくりする間もなく、授乳や抱っこを繰り返し、正直「これから毎日こうなのか…」と不安が大きくなっていました。
結果的に言うと、私の産後うつ状態は、明確に「終わった!」と実感したことはありません。
一般的には、産後うつの症状は数週間で治まる人もいれば、数年続くケースもあると言われています。
私の場合、病院を受診することはなく、自然と気持ちが楽になることもありませんでしたし、何となくずっとモヤモヤしていましたが、長男が2歳の時に次男が生まれて「やるしかない」と気持ちが切りかわったのが大きかったと思います。
なので「治った」と言うより「割り切った」という方が近いです。
産後うつになったのは、私の性格的なことも影響が大きかったと考えています。
私の性格と産後うつ
産後うつになりやすい性格として、一般的に言われているのは…
・責任感が強い
・完璧主義
・人に頼るのが苦手
・一人が好き
ちなみに、私は「産後うつになりやすい性格」について、全て当てはまっています。
でも一番の問題は、この性格に加えて「なのに不器用」な部分だと思っています。
不器用なのに、真面目で責任感が強いから、全然できなくても途中で投げ出すことができません。
完璧にできない完璧主義者です。
不器用で一人では何をするのも要領が悪いのに、人に頼れません。
1人の時間が大好きなのに、赤ちゃんのことが心配でずっと監視しているような状態でした。
「完璧なお母さんになりたい」という願望が強いのに、実際の私はだらしなくてすぐに部屋が散らかったり自分の身なりも整えられなくなってしまいます。
また、寝不足で倒れそうなくらいきついのに「夫は明日も仕事だから」と思うと、夜中の抱っこをかわってとも言えませんし「母親やからわたしがやらなあかん」と抱え込んでしまいます。
この性格でも、器用に何でも要領よくこなせるタイプだったらまた違ったのかなとも思います。
さらに付け加えると、私の「自信がない」性格も、産後うつに影響があったんじゃないかと思っています。
初めての赤ちゃんのお世話に対して、常に「これでいいのかな」「私のやり方が悪いからこの子はよく泣くんかな」と、何をやっても自信がなくずっと不安でした。
「元気に育ってるんやから問題ないっしょ!」みたいな肝っ玉母ちゃん要素がなさ過ぎた私。
ずっと自分のやり方に自信が持てずに、ビクビクしているような状態でした。
産後の体調や心の変化
性格的なことで気分が落ち込む部分で「産後うつかな」と感じることもありましたが、実際に体調にも不調がたくさん現れていました。
慢性の頭痛
長男が布団に置くと全然寝てくれないタイプで、夜中に1時間おきに起きて抱っこしている期間も長く続きました。
そのため、睡眠不足からくるのか、常に頭痛がしていました。
頭痛に加えて頭がボーっとしますし、イライラして涙が出ることも増えていました。
過敏性腸症候群
出産後3週間くらいは実家に帰っていたんですが、自宅に戻る前日の夜、突然ぎゅるぎゅる~と激しくお腹が痛くなりトイレに駆け込みました。
忘れもしません、ミュージックステーションを見ながら母と「次嵐やん~!楽しみ~」と、言っていた矢先に腹痛に襲われ嵐のパフォーマンスを見逃しました。
その日を境に、自宅に戻ってからも毎日夜になると激しい腹痛に襲われるようになりました。
長男を寝かしつけるための授乳中にも、容赦なくやってくる腹痛…
あとちょっとで寝そうなのに、我慢できずに「ちょっと待ってて!」と布団に長男を置いてトイレに直行する日々。
ぎゃんぎゃん泣く長男を、また一から寝かしつけるという(^^;)
病院に行くと過敏性腸症候群だろうとの事でした。
ストレスもかなり溜まっていたんだと思います。
甘いものがやめられない
授乳しているから、栄養のあるものをしっかり食べなければいけないのに、チョコレートや菓子パンが食べたくて仕方なかったです。
ちなみに、甘いものの摂りすぎがうつの原因になるという話も聞くので、産後うつになったから甘いものが食べたいという訳ではないのかもしれません。
とにかく疲れているからか、常に甘いものを欲していました。
感情が薄くなる
赤ちゃんの時って、オムツ替えて授乳して抱っこしてをひたすら繰り返すので、ほっと一息みたいな時間が本当に少ないですよね。
エンタメオタクな私ですが、大好きなドラマも「途中で長男が起きたらどうしよう」「そろそろ泣くかな~」なんて考えていたら、全然楽しめませんでした。
さらに、美味しいものを食べて感動しなかったり、肌寒い日に半袖でゴミ出しに出てしまってもあまり寒さを感じなかったり、なんだかいろんな感情も薄れていたと思います。
何も楽しめないと、気分は落ち込みますよね。
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あの時やっておけばよかったと思うこと
出産から2年くらいは「子育て」という大仕事から逃げ出せない生活に絶望してしまっている状態でした。
今思えば「こうしておけばよかった」と思うことはたくさんあります。
実際に私もできなかったから辛かったので、簡単ではないと思いますが、参考までに。
「できない」を認めれば良かった
主人のお母さんは「いつでも何でも手伝うよ~」という寛大な人です。
でも私が「自分でやらなきゃ」と思い過ぎて、上手く頼ることができませんでした。
実母は自分にも他人にも厳しい人なので「できることは自分でやりなさい」という考えの人です。
私もそれを受け継いでいるのか「限界まで頼らない」スタイルで生きてきてしまいました。
でもそれでストレスたまって落ち込んでイライラするくらいなら、周りから「母親なのにあまいね」って言われようが、快く助けてくれる人がいるなら、頼ればよかったと思います。
その他大勢の人に「あの人頑張ってる、えらいおかあさんね~」なんて評価されながら、家の中ではイライラして負のオーラ出しているより、周りの人に多少何か言われても、自分のことも大事にしながら上手くストレスを発散して、大事な家族にハッピーオーラを振りまける方がよっぽどよかったんじゃないかなと思っています。
子供中心に考えすぎる必要はなかった
私の場合、子供中心で生活することが、子供のために良いお母さんだと思い込み過ぎていました。
子供が好きなテレビ番組をつけながら、隣でイライラ、カリカリしているより、たまには自分の好きなアーティストのライブ映像を見ながら踊り狂う時があっても良かったんじゃないかなと。
それでママが笑っているなら、子供はきっとキャラクターの笑顔より、ママの笑顔の方が嬉しかったんじゃないかなと。
「子供に全力注ぐんが自分の使命っス!」みたいな偏った考えじゃなく、もっと自分のことも大事にしてあげたら、穏やかな子育てができたんじゃないかなと思います。
栄養バランスを考えた食事をすればよかった
これは、本当に早く気づきたかった。
子供の成長を考える中で、体を作るにはバランスの良い食事が大事だと気付きましたが、もともとはそういうことに疎いタイプでした。
妊娠中も授乳中も、とにかく手軽に食べられるパンやご飯ばかり食べていました。
節約もしていたので、自分の分のお肉や魚は減らしたり…
これも私の体調不良や、心の落ち込みに繋がっていたと思います。
面倒でも、必要な栄養はしっかり摂らなければいけなかったなと反省しています。
病院に行く
気分が落ち込んで、変だなと思いながらネットで調べて「あ~、産後うつか~」と勝手に思い、そのまま放置してしまいましたが、病院で相談してみればよかったのかもしれないと思います。
産後うつは、薬や精神療法で治療が進められるそうですが、母乳育児の場合、薬に抵抗があったり、赤ちゃんがいる中で簡単に病院にいけないという人も多いですよね。
私もそうでしたし。
でも、今の私が当時の私を見たら「病院に行ってみたら何かいい方法があるかもしれないよ」と言うと思います。
自分のためだけじゃなく、家族のためにもです。
こんな感じで「私の産後うつは終わりました」みたいに書いていますが、出産から13年経っても、独身の時のような心の状態ではありません。
私の性格的にも「自分が家族のことをやらなくちゃ」「子供のことが心配」みたいなことは消えません。
だけど「仕方ない」と思えることが増えて、母親として生きていくコツは少しずつ掴んでいるんだと思います。
「産後うつ」状態の時には、何を言われても、ネガティブにしか受け入れられないかもしれませんが、人を頼る、人の意見を受け入れることも意識すれば少しずつ変わるかもしれないですね。
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