息子達(中1と小5)が通っていた幼稚園の前を通って「入園説明会」と書いてあったので「もうそんな時期か~」と懐かしく思いました。
人見知りが激しすぎる長男の幼稚園選びはとても迷いました。
当時色々調べたり、参考になる意見をたくさん聞いたので、ここに書いておきたいと思います。
幼稚園選びで重視したこと
私の住んでいる地域では幼稚園は年少~年長の3年間で通わせるケースが最も多く、2年保育や4年保育は少数派です。
うちの長男は人見知りが激しく、幼稚園に入るまで、母子分離なんてとてもじゃないけど無理な子供でした。
また、繊細な性格なので、幼稚園が合わなければ、絶対に行きたくないと言うだろうな~と思っていました。
長男が未就学児の時には、子育てサークルに入っていたので、そこで先輩ママさん達にも、たくさんアドバイスをもらいました。
「しっかりと見極めた方がいいよ。子供との相性があるから評判だけで決めない方がいいよ。」と言われて、当時幼稚園を選ぶ時に、候補に入る幼稚園全ての説明会に行きました。
その時に重視していたことを書きます。
子供の性格に合ったカリキュラムか
長男は同世代のお友達が苦手で、サークルに行っても、サークルのお友達と個人的に遊びに行っても、私の膝の上から離れることなく、お友達と遊ぶことができない子供でした。
そんな長男の様子を見て、私が一番心配していたのは「お友達ができるか」「お友達と楽しく遊べるか」という人間関係の部分でした。
大人になっても職場で上手くやるには人間関係が大事ですし(笑)
そうなってくると、自由に遊ぶ時間が長い園であれば、苦手を克服するチャンスも多いというメリットがある反面、お友達と上手く遊べずに寂しい思いをする可能性もあります。
反対に、遊ぶ時間が少ない園であれば、お絵描きや工作のような決められたことをするのが好きな長男は楽しめるかもしれないな~とも思いました。
最終的に選んだ幼稚園は、1日の予定がしっかり決まっていて、自由時間が短い園でした。
その代わり、バス待ちの間に1時間ほど自由に遊ぶ時間があるということで、ここならお友達と遊ぶ時間もあるし、もし長男が嫌がったら自転車で迎えに行くこともできるので、自由時間を減らすこともできるのが良いと思いました。
先生の雰囲気
先生の雰囲気については、夫と私で意見が分かれました。
優しくて、子供好きな先生がいいのは同じなんですが、夫が気に入っていた園の先生は、若くて明るく、盛り上げてくれる先生たちという印象でした。
私が気に入ったのは、少し年配…と言っても30代の先生が多い、落ち着いた印象の先生が多い幼稚園でした。
先生の雰囲気については、説明会や体験入園だけで判断するのがすごく難しいですよね。
そういう時の様子と、普段園児と関わっている時の様子は違うでしょうし…
でも、幼稚園にいた3年間、すごく大事だなと思ったのは先生との相性でした。
学校でもそうですが、相性の悪い先生が担任だと、子供はめっちゃ幼稚園に行くの嫌がりますし、親も大事な子供を預けるのに、不信感を持ったまま預けることになります。
先生の評判については、在園児の親に聞くなど、情報収集が大切かなと思いました。
子供たちの雰囲気
当時、いろんな園を見て、子供の雰囲気って、幼稚園によってけっこう違うんだなと思いました。
子供の雰囲気は保護者の雰囲気でも分かる感じがしました。
長男が選んだ幼稚園は、教育熱心でしたが、落ち着いた雰囲気の保護者が多く、年齢層も高めでした。
ちなみに、教育熱心ではあるものの、普通の幼稚園なので、保育料が高いということもありません。
だから、教育方針で選んで入園したセレブな方たちもいれば「他の幼稚園と同じ位の金額で色々教えてもらえてお得やん」と考えて入園させる方もいました。
私は後者です。
机に向かう時間も長い幼稚園だったため、わざわざここを選んできている子供さんは、やっぱり落ち着いている子が多かったです。
教育の内容
長男は、運動があまり得意じゃなく、慎重な性格もあり、鉄棒とか上り棒もすごく苦手でした。
小学校に上がると、逆上がり、跳び箱、マット運動など、苦労することが多いだろうなと心配していました。
選んだ幼稚園は、ひらがなの読み書きやフラッシュカードのようなお勉強の他、運動にも力を入れていました。
ほとんどの園児が、卒園までに逆上がりや跳び箱ができるようになると聞いて、すごく惹かれたところです。
「小学校に上がった時に役立つだろうな~」という部分も、幼稚園選びに大切かなと思います。
実際に長男も、幼稚園に行って一番良かったことは、鉄棒やマット運動ができるようになった事だと言っています。
ちなみに、フラッシュカードや朗読などは、その時はいろいろと覚えていましたが、その後もちゃんとやらなければ忘れます。
国旗や地名なんかも、全部知っていたのに、2年生になる頃には「?」と言う感じでした(笑)
脳に良い刺激があったのかは分かりませんが、小学校の授業で入学した時から特に負担なく座っていられたのは、慣れていたからかなと思います。
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説明会や入園体験で見ておいて良かったこと
幼稚園の入園説明会や体験入園で、見ておいて良かったと思うことをまとめてみます。
見ておいて良かったこと
・教室や園庭の様子
・園長先生と他の先生の関わり方
・先生と在園時の関わり方
・セキュリティ
それぞれ詳しく書いていきます。
教室や園庭の様子
かなり広い幼稚園では、園庭に死角が多い場合もあります。
実際にうちの近くの幼稚園も、園児数もかなり多く、園庭はお寺の庭園の様に複雑な形で大きな木も多かったので、気になって近所の人に聞いてみると、やっぱり園庭で子供が怪我をしても、気づいて先生が駆け付けるまでにかなり時間がかかることがあり、その件でのトラブルも聞いたことがあるとの事でした。
子供は広い場所が好きやし「いいな~」とも思いましたが、長男はおっちょこちょいなので、あまり目が届かない環境も心配だなと思いました。
園庭の雰囲気までしっかり見ておいたのは、良かったと思います。
園長と他の先生の関わり方
実際に説明会に行った幼稚園で、園長先生が穏やかに話している反面、他の先生と関わる時にピリピリしている雰囲気がありました。
先生も、園長を怒らせないように顔色を伺っている様子があり、それがとても気になりました。
先生方が「園長の言うことを聞かなければいけない」「園長を怒らせないようにしなければいけない」という意識が強いと、園長の機嫌を取るために、先生が園児に対してピリピリしてしまうことになりそうだなと。
長男が選んだ幼稚園は、園長と副園長が高齢のご夫婦で、先生たちと親子のような雰囲気で接していたのが好印象でした。
先生と在園時の関わり方
体験入園やプレ幼稚園のような機会では、先生は優しいんですよね~。
もちろん保護者が見ているのもあると思うんですが。
在園時と接している時の方が、普段の先生の様子が分かりやすく、優しい先生には「遊んで~」と子供たちが集まっています。
見学に行った幼稚園で、汗で首元が痒そうな女の子がいて、先生が慣れた手つきで女の子の髪の毛を結っている様子を見て、ちゃんと子供の様子を見ておられるんだな~と感心しました。
セキュリティ
「最新のセキュリティを導入しています」とアピールしている幼稚園もありましたが、結局は先生方がしっかり見ていてくれるのが大切だと思います。
息子の幼稚園は、セキュリティ面で少し心配がありました。
在園中に何度か園児が脱走してしまったこともあったり、体育参観の時に「結局誰のお父さんだったの?」という人が紛れていた事件もあり、しっかり子供を守る体制が整っているのかは確認しておくべきだなと思いました。
ママ友がいる園を選ぶのは正解なのか
幼稚園を選んだ一番の理由は、長男の意見でした。
しかし、私にはもう一つ選んだ理由がありまして…一番信頼しているママ友の子供が4年保育で先にその幼稚園に入園していました。
分からないことだらけの幼稚園生活で、ママ友がいることはとても心強いと思いました。
もちろん子供のために子供に合う園を選ぶのが大切ですが、私は彼女がいたことで、すごく助けられましたし、楽しい幼稚園児のママ生活を送ることができました。
役員にもあたったので、仲のいいママ友がいなければ、結構きつかったと思います。
幼稚園は、学校とは違って、パパやママが参加しなければいけない機会が多いです。
少しは自分の気持ちや都合を取り入れても悪いことではないと思います。
パパやママが心穏やかでいられると、子供も落ち着いて幼稚園生活を送れると思います。
幼稚園選びで確認不足だったこと
入園前に確認不足だったことは、何と言っても保護者の負担の部分です。
我が家の場合、長男がどこでも楽しくやっていけるタイプではなかったので、選んだ園の役員が大変だという噂は知っていたものの「長男がここがいいって言ってるんだから仕方ないか」と思っていました。
何とかなるだろうと、詳しい内容まで確認せずに入園しましたが、長男が年長の時に本部役員に当たってしまい…
もう週3回以上の会議、ことあるごとに手作り手作り…
行事のサポート、保護者の合唱の練習、もう記憶が無いくらいの忙しさでした。
そして記憶から消えてくれない程の家の散らかりようでした。
長男の卒園式も、役員としての仕事を全うすることに気を取られて、感動する暇もありませんでした。
保護者の負担についてはもう少しリサーチしておくべきだったと思います。
兄弟もいると、幼稚園生活は結構長くなることもありますし、しっかりリサーチして選んでおきたいですよね。
どこもいい部分悪い部分があると思いますが、親子で納得できる幼稚園が見つかるといいですね♪
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